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ゴールドマン:世界の株式投資判断を引き下げ、現金を推奨

ゴールドマン・サックス・グループも他社に続き株式に関して弱気な見方に傾いている。

  クリスチャン・ミュラーグリスマン氏率いるゴールドマンのアナリストは向こう12カ月の世界株式の投資判断を「ニュートラル」に引き下げ、代わりに現金保有を勧めている。

同行はまた、原油需要が増加しつつあるとの見方から商品を「ニュートラル」に引き上げた。社債の投資判断は「オーバーウエート」、国債は「アンダーウエート」でそれぞれ維持した。

  ウォール街の金融機関は株式への慎重な見方を強めており、ゴールドマンはその最新の例だ。
多くの機関が非常に高いバリュエーションや経済成長の減速、強まる政治リスクに言及している。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種株価指数の年末目標は平均値が今や2150となっており、17日終値を5%上回る水準にすぎない。

  ゴールドマンのアナリストは17日公表したリポートで「成長回復の持続的な兆候が見られるまで、株式のリスクを取ることに安心感が持てない。
特にバリュエーションがピークの水準に近いためだ」と指摘。「下向きリスクの高まりや成長が不十分な状況を理由に、当社の株式ストラテジストはディフェンシブな姿勢を強めている」と記した。

  同行は現金を「オーバーウエート」で維持。
2016年中の米利上げ回数について市場がゼロあるいは1回「だけしか」予想していないためと説明。

  「利上げに関する市場のハト派的な織り込み具合は、金利ショックのリスクを高めると当社では確信している。
その場合は株式と国債が両方とも売られる可能性がある。新興国市場の上昇が持続可能だとの強い確信もない」と続けた。

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