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ECBスタッフ予想、2017年成長率・インフレ率やや下方修正

欧州中央銀行(ECB)は8日に公表したスタッフ予想で、2017年の成長率、インフレ率見通しをともに若干引き下げた。また、インフレ率は2018年を通してECBの目標を下回る状態が続くとの見通しも示した。

2017年の域内総生産(GDP)伸び率予想は1.6%とし、6月発表の1.7%から引き下げた。これについてドラギ総裁は英国による欧州連合(EU)離脱決定の影響を踏まえたものと説明した。

詳細は以下の通り。(カッコ内は6月発表の予想)

       2016 2017 2018

GDP growth 1.7 (1.6) 1.6 (1.7) 1.6 (1.7)

Inflation 0.2 (0.2) 1.2 (1.3) 1.6 (1.6)

8日の市場では、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がこの日の理事会で資産買い入れプログラムの延長について討議しなかったと発言したことを受け、ユーロが上昇し2週間ぶり高値をつけたほか、ユーロ圏国債利回りは上昇、域内の株価は値下がりした。

ユーロ/ドルEUR=は0.8%高の1.1328ドル。STOXX欧州600種株価指数は1.2%安。ドイツ10年債DE10YT=TWEB利回りは4ベーシスポイント(bp)上昇しマイナス0.082%。

欧州銀行間取引金利(EURIBOR)先物は、2016-2019年の各銘柄が2─4bp低下。投資家の間で追加緩和期待が後退している。

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