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トレーダー不在の外為取引会社が急成長、「銀行より頼りになる」とも

2016.10.14

世界で最も目覚ましく成長している外為取引会社にはトレーダーがいない。

  XTXマーケッツ(ロンドン)はプログラマーと数学者の力で、今年に入って世界で5本の指に入る外為市場の有力プレーヤーに浮上した。今後は株式、商品、債券取引にも乗り出すことを視野に入れている。
  100万分の1秒が利益と損失の差を分ける世界だが、XTXはスピードよりも頭脳に頼っている。
誰よりも早く価格を出すためのマイクロ波ネットワークを張りめぐらす代わりに、同社は膨大な量のデータに連動する数学モデルを利用する。同社コンピューターの処理能力は世界最高のスーパーコンピューターの幾つかとも比肩し得るものだという。

  XTXは市場のシフトが起きる中で急成長してきた。
超高速トレーディングシステムを誰もがリースできる今、スピードだけで優位に立つのは難しい。洗練された統計モデルを持つ企業には好機があるかもしれないと、グリニッチ・アソシエーツは指摘した。
  XTXのザール・アムロリア共同最高経営責任者(CEO)によると、同社では「トレーディングについて人間が意思決定をすることはない」。
つまり、昔ながらの意味でのトレーダーはいないのだが、「トレーディングアナリストがいて、アルゴリズムが意図した通りに機能しているかどうかをチェックする」という。

  7日のアジア時間に英ポンドが急落した時も、XTXではリスク制御が発動してトレーディングが止まったが、アナリストが上司と相談した後で制御を解除し、トレーディングアルゴリズムを再開させた。
   ファストマッチなどのトレーディングプラットホーム運営会社は、市場混乱時の流動性について、電子取引専門会社の方が銀行よりも頼りになると指摘している。

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