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逆張り投資は自分の貯金で-成績トップ運用者が英銀行株に大きな賭け

デービッド・カミング氏は銘柄選びに自信がある。だから自身が株式責任者を務めている自社のファンドに自分の金を投資し、報われた。

  スコットランド最大の保険会社の運用部門であるスタンダード・ライフ・インベストメンツの株式責任者の同氏は、自社の「UKエクイティ・リカバリー・ファンド」に相当額を投資している。

  同ファンドの今年これまでの運用成績はプラス35%で、英国株に投資するファンドの中でほぼトップ。
成功の秘訣は同氏が選んだ銘柄とそのタイミングだ。

鉱山株のアングロ・アメリカンとグレンコアは同氏が強気に転じた後それぞれ268%と169%上昇した。

  同氏は次の大きな機会が銀行と保険会社株にあると考えている。
4000万ポンド(約51億1000万円)規模のファンドで資金の約4分の1をこの2業界に配分しているという。

カミング氏は英国民投票で欧州連合(EU)離脱が決まった直後の急落時に、バージン・マネー・ホールディングスとバークレイズ株を買い、今ではこの2つがファンドの最大保有銘柄になっている。
  「皆が嫌っていて回復の可能性が正しく織り込まれていない銘柄を買う」と同氏はエディンバラからの電話で述べた。
「昨年は皆が鉱山株を避けていた。今年は銀行だ。人は感情的になると客観性を失ってマクロなニュースに振り回されがちだ」とコメントした。

  バージン・マネーとバークレイズ株は6月の安値から49%以上値上がりしているが、これらの銘柄を選んだのは割安感のためばかりではなく、世界的な金利上昇が最終的に銀行の追い風になると考えているからだと同氏は述べている。

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