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ドラギバズーカの効果やいかに

2015.01.23

欧州中央銀行(ECB)も量的緩和(QE)に動き出した。ドラギECB総裁は今年3月から国債など月600億ユーロ(約8兆2200億円)ずつ、2016年9月かインフレ率が2%に近づくまで量的緩和を継続すると表明した。

昨年12月、欧州単一通貨ユーロ圏(19カ国)の消費者物価指数はマイナス0.2%に落ち込み、デフレが目の前に迫ってきた。一つの政府、自前の中央銀行を持つ米国や日本と違って、ユーロ圏がいったんデフレ入りすると参加国全体が協調して対応するのは難しい。

ユーロ圏はデフレ・リスクがあるのなら効果の程ははっきりしないにせよ、量的緩和を実施するのが賢明だ。ドラギ総裁は2兆ユーロに縮む見通しのECBのバランスシートを3兆ユーロ強まで膨張させる。

ギリシャを代表とするユーロ圏の落ちこぼれのリスクを全面的には受けれずリスクは20%しか共有しないというところで落ち着いた模様だが、徐々にユーロというシステムのひび割れが起こり始めているように見受けられる。

第一の矢がどれほどの効果が出るのか時間をかけて観察する必要はあるが、間違いないのはこの第一の矢だけでは不足しているという認識だ。

二の矢三の矢でどこまで思い切った方向に舵を切ることが出来るのか。

先行きを注目したい。

 

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