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株一斉売りに身構えるヘッジファンド、バリュエーションが危険水域

米株の時価総額は今年に入り1兆5000億ドル(約171兆円)増大した。しかしヘッジファンドは先行きを警戒している。

  2017年の売買動向を見ると、運用者らは上昇を見込むポジションを積み上げなくなった。
クレディ・スイス・グループがまとめたデータによれば、運用会社は景気動向に敏感な銀行株や銅などの資源を売っている。その代わりに買っているのは金だ。

  ヘッジファンドが米株、特に金融株へのエクスポージャーを過去最高付近に高めた昨年12月後半とは様変わりだ。

  ヘッジファンドとの取引があるアルファ・セオリーのベンジャミン・ダン社長によれば、これはある意味、銀行株の長期上昇を受けて利益を確定した安全戦略にすぎない。
同時に、ポジションのシフトは政策変更と景気改善のペースに関する疑問を反映したものだ。

  「多くのヘッジファンドとの対話で聞こえてくるのは『今は本当に先が見渡せない』ということだ。ソフトデータは良好だがハードデータが追いついていないため、様子見の姿勢が多い」とダン氏は述べた。

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