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池上彰も驚く、佐藤優の「dマガジン」活用法 「興味や視野がぐんと広がる!」スゴい使い方

2017.03.09

あらゆるニュースをわかりやすく「解説」することで国民的な注目を集めている池上彰氏。世界情勢から政治・経済・宗教まで誰にもマネできない鋭い「分析」を出しつづけている佐藤優氏。
2人が膨大な知識を蓄積し、世の中を読み解きつづけられる「知の源泉」は、彼らが毎日実践している「読み方」にある。
2人の「新聞・雑誌・ネット・書籍の読み方」の極意を1冊にまとめた新刊『僕らが毎日やっている最強の読み方』が発売され、早くも13万部を突破するベストセラーとなっている。
「何を」「どう」読めば、2人のように「自分の力で世の中を読み解ける」のか? 「知識と教養」を身に付ける秘訣は何か? 新刊『僕らが毎日やっている最強の読み方』の内容を再編集しながら、その極意を紹介していく。
「dマガジン」は、まさに雑誌の大革命


『僕らが毎日やっている最強の読み方』は13万部を超えるベストセラーになっている(書影をリンクするとアマゾンのページにジャンプします)
池上:佐藤さんは、最近は新聞を電子版で読んでいるということですが、雑誌も電子を活用しているとか?

佐藤:はい。数年ほど前から「dマガジン」を契約しています。雑誌の世界はいま、「電子書籍の定額読み放題サービス」で過渡期を迎えていると私は考えています。

池上:雑誌の読み放題のサービスは、「dマガジン」のほかにもいくつか始まっていますね。

佐藤:ソフトバンク系の「ビューン」や「楽天マガジン」などが代表的なサービスです。いずれも従来の紙の雑誌1冊分かそれ以下のコストで多種多様な雑誌を読めるので、まさに雑誌の大革命といっていいのではないでしょうか。

池上:そういったサービスが一般的になれば、媒体の価値観が一変してもおかしくありません。佐藤さんが「dマガジン」をどう使っているのか、じっくりお聞かせいただきましょう。

池上:佐藤さんは、新聞はタブレットやパソコンで読んでいるということでしたが、「dマガジン」もタブレットで?

佐藤:はい。愛用しているアイパッドで読んでいます。

池上:どんな時間に読むことが多いですか?

雑誌は「世間のトレンド」を知るのに最適

【メリット1】5~10分のすき間時間を有効に活用できる

池上:佐藤さんのすき間時間には、アイパッドが大活躍ですね。

佐藤:すき間時間には、スマホでSNSやネットサーフィンをしている人が多いと思うんです。でも、私には電子版の雑誌を眺めているほうがインプットとしての効率もいいし、娯楽としてもよほど楽しい。ぜひ読者にもおすすめしたいですね。

池上:それはいいですね。5~10分程度だと、じっくり読むというより、ざっとチェックするという感覚でしょうか。

【メリット2】表紙のコピーを眺めるだけで「世間のトレンド」がわかる
佐藤:はい。表紙に並んでいる見出しのコピーを眺めていく感じです。週刊誌でもファッション誌でも、表紙のコピーを見れば、いま何が話題になっているのか、「世間のトレンド」をおよそ知ることができます。もちろん、コピーはあくまでコピーで、事実とは違う可能性もあるので、それだけを見て鵜呑みにしないようにはしていますが。

池上:私も総合週刊誌に関しては、定期的に読んでいなくても、新聞広告や中吊り広告は欠かさず見るようにしています。世の中で何が話題になっているのかをチェックするのに便利ですから。佐藤さんの「dマガジン」も、それと同じような感覚というわけですね。

池上:「dマガジン」では具体的に、どんな雑誌をよく読みますか?

【メリット3】高額な雑誌も読むことができて「お得感」が高い
佐藤:趣味系の雑誌が多いですね。たとえば『趣味の文具箱』は、普通に買うと1500円以上もしますが、「dマガジン」ならお得感もあってつい読みたくなるんです。

池上:そういえば佐藤さんは「万年筆の収集も趣味」とおっしゃっていましたね。

佐藤:はい。ただ最近は気に入ったものも定まっていますし、そこまで夢中なわけではない。だから「読み放題」で読んでいるんでしょうね。

雑誌を2種類に分け、「読み方」を変える

佐藤:同じ趣味系の雑誌でも、自分が本当に好きなジャンルの猫関連の雑誌、たとえば『ねこのきもち』や犬猫カメラマンの新美敬子(にいみ・けいこ)さんが連載している『猫びより』は、きちんと定期購読して紙で熟読しています。

池上:なるほど。「本当に好きなジャンル」と「ちょっと関心のあるジャンル」の2つに分けて、「本当に好きなジャンルは紙の雑誌」「それ以外はdマガジン」で読むと使い分けているんですね。

佐藤:そうです。ほかにも、dマガジンでは『週刊プロレス』なども読みますが、文房具と同じで、「読み放題なら読む程度には好き」ということなんですね。メインの趣味以外の、ちょっと興味があるジャンルの雑誌に、すき間時間にざっと目をとおしている感覚です。

佐藤:紙でも電子版でも、雑誌は上手に使えば、興味や関心、視野を広げていくうえで格好のツールになると思うんです。

【メリット4】自分の「興味や関心、視野」を広げる格好のツールになる
佐藤:というのも、雑誌は、パラパラ読んでいると意外な情報に出合ったりするじゃないですか。そこから、自分の興味や関心が広がっていくこともあります。

池上:確かに雑誌は「趣味や関心、視野を広げる」のに役立ちますよね。新聞も同じですが、興味のないテーマや記事も、ページをめくるとおのずと目に入る。その点が、興味のある記事だけクリックするネット情報とは大きく違うところです。

佐藤:「知りたいことだけ知ることができる」というネットの功罪は、最近の大きな問題のひとつですね。ネットには無数の情報が転がっていますが、興味のない記事はまずクリックしませんから。

すき間時間に「無駄にスマホ」を見ていませんか?

佐藤:ちょっとしたすき間時間には、スマホでSNSやネットサーフィンをしている人も多いと思います。でも私には、どうせ同じすき間時間なら、きちんと編集・制作された雑誌を読んだほうが、多様な情報を得られるし、娯楽としてもよほど楽しい。仕事に必要のない趣味や娯楽の情報でも、そのほうが質も高いし密度も濃いですから。それが月に数百円程度の負担で済むならなおさらです。

池上:今後はネットの通信環境もよくなるでしょうから、雑誌読み放題サービスもさらに使い勝手がよくなりそうですね。

佐藤:大事な点は、「読み手には娯楽の雑誌でも、つくり手は真剣におカネと人手をかけてつくっている」ということです。娯楽で読む雑誌も、うまく使えば、自分の興味や視野、関心を広げる格好のツールになります。読者には「スマホばかり見て大切な時間をムダにしていないか」を自問自答しつつ、「雑誌の上手な読み方」と「時間の上手な使い方」を身に付けてほしいですね。

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