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ヘッジファンド運用者のオデイ氏、「孤独」感じる-弱気な見方で

ヘッジファンド運用者のクリスピン・オデイ氏は、経済成長に対して弱気な見方を持っていることで「孤独」を感じていると明らかにした。
同氏の主力ヘッジファンドは昨年、資産価格の下落予想が裏目に出たことでリターンが50%近いマイナスとなった。

  オデイ氏は投資家に宛てた書簡で「1年前は容易だった」と指摘。
「中国は減速し、世界の貿易にはきしみが生じていた。また欧州では景気が回復せず、原油価格は新たな安値を付けつつあった。

1年が経ち、トランプ大統領や英国の欧州連合(EU)離脱に加え、この1年間に見られたリフレーションのテーマが持続困難に見えることや、自動車ローンの融資がリスク要因の長いリストに加わったという事実があるにもかかわらず、弱気になるのは孤独を感じる」と続けた。
ブルームバーグ・ニュースが同書簡を入手した。

  オデイ・アセット・マネジメント(運用資産65億ドル=約7100億円)の広報担当はコメントを避けた。
  オデイ氏は弱気姿勢を取ることで孤独感を抱いているとするが、今年初めに見られた相場の上昇は失速の兆候が強まっている。
トランプ大統領が投資や税制改革を通じて成長を押し上げるとの想定は、ヘルスケア法案で失敗して以降、揺らいできている。また地政学的緊張の高まりは、資産価格に重しとなっているほか、米政府の関心もそらしている。

  EPFRグローバルのデータによれば、米株式ファンドからは4月5日終了週に150億ドル近い資金が流出した。
この流出額は2015年7-9月(第3四半期)以降で最大。

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