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「FRB議長は難題に直面」 サマーズ氏、次の景気後退は長期化

サマーズ元米財務長官は12日までにブルームバーグ・テレビとのインタビューに応じ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル新議長について「経済を刺激し可能な限り最大の雇用と成長を得たいという正統な意欲と、2%のインフレ率達成を確実にすることの間で難しいバランスに直面している」と指摘した。

 同時に「パウエル氏はFRB議長として、景気回復のための金融的基盤についても気にかける必要がある。こうしたバランスをうまく取る必要があると考える」と話した。

 また、サマーズ氏は2月28日にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開かれたパネル討論会で、次に米国で起きるリセッション(景気後退)は、1年半続いた前回より長期化する可能性があるとの見方を示した。

 景気拡大期が9年目に入り、次回の米金融政策引き締めに関してタカ派的な見方もあるものの、米景気後退期に標準的な5%の利下げが再び可能になるほど十分高い金利水準になるには、まだしばらく時間がかかると指摘した。

 サマーズ氏は「向こう数年にリセッション入りした時点で、金融と財政政策の大砲が発射済みだという状況になりそうだということを意味する。つまり次のリセッションは一段と長期化する可能性を示唆する」と説明した。

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