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各国も高い関心や警戒 米国務長官解任

アメリカのティラーソン国務長官が解任されたことについて、中国政府は、これまでのところ公式な反応を示していませんが、中国国営の新華社通信は、「アメリカのトランプ大統領がティラーソン国務長官を解任し、後任にCIAのポンペイオ長官を任命することをツイッターで宣言した」と速報で伝え、高い関心を示しています。

韓国外務省は、報道機関向けの説明の中で、カン・ギョンファ(康京和)外相が訪米し、今月16日に行うと発表した米韓外相会談について、「アメリカ政府と協議して、会談を行うかどうか最終的に決定する」としています。

そのうえで、「アメリカ政府とは大統領をはじめ外交や防衛当局などで緊密な意思疎通を維持している」と強調しました。

また、解任された背景をどう見ているかについては、「アメリカ政府の人事に私たちが言及するのは適切ではない」として、明言を避けました。

ロシア議会下院で国際問題を担当するスルツキー委員長は13日、「ポンペイオ氏はあたかもロシアがアメリカ大統領選挙に干渉したとされる件で厳しい発言を行ってきた。アメリカの外交政策の中で反ロシア的な言い回しが強まるおそれがある」と述べて警戒感を示しました。

一方、解任されたティラーソン長官はアメリカ最大手のエネルギー会社、エクソンモービルの元CEO=最高経営責任者で、ロシアと関係が深いことで知られ、おととし、ティラーソン長官の起用が発表された時には、米ロ関係の改善に期待を示す声が相次ぎました。

それだけに、ロシア国内には、今回の人事交代によって冷え込んだままの米ロ関係の改善が一段と遠のいたのではないかという見方が出ています。

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