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トルコとイスラエルの対立深まる

2018.05.16

アメリカ大使館のエルサレムへの移転に抗議する多数のパレスチナ人がイスラエル軍の発砲で死傷したことをめぐり、これに批判を強めるトルコとイスラエルは、互いに外交官を事実上追放したり、激しい言葉で非難し合ったりして対立を深めています。

トルコのアナトリア通信によりますと、トルコ外務省は15日、首都アンカラに駐在するイスラエルの大使を呼び、しばらくの間、イスラエルに帰国することが適切だと伝えたということです。

アンカラのイスラエル大使館の前には、15日、抗議に集まった人たちが大使館に向けて卵を次々に投げつけ、これを制止しようとした警官隊ともみ合いになって一時、騒然としました。

トルコはアメリカ大使館のエルサレム移転やイスラエル軍によるパレスチナのデモ隊への発砲を強く非難し、14日にアメリカとイスラエルに駐在する大使の召還も決めています。

これに対し、イスラエル側も15日、エルサレムに駐在するトルコの総領事に対し帰国を求め、事実上の外交官の追放に発展しています。

両国の首脳の間では言葉の応酬も激しくなっていて、トルコのエルドアン大統領は14日、訪問先のイギリスで「イスラエルはテロ国家だ。イスラエルがしたことは虐殺だ」と述べ、厳しい調子で非難しました。

これに対し、ネタニヤフ首相も声明で「無数のクルド人の血にまみれた手を持つ男が軍の倫理について私たちに説教する資格はない」と返し、対立が深まっています。

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