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GS、クレジットカード参入 手数料・金利で20兆円の市場魅力

米銀大手がクレジットカード事業に熱い視線を送っている。米ゴールドマン・サックス・グループが同事業に参入するほか、米ウェルズファーゴは同事業を強化する方針だ。クレジットカード市場の規模は、手数料と金利で1830億ドル(約20兆円)に上るとされ、同社は巨大市場の取り込みを狙う。

 ゴールドマンのマーティ・チャベス最高財務責任者(CFO)は4月、アナリストとの電話会議でクレジットカード事業参入に向けた動きについて、オンライン金融部門マーカスによる消費者金融事業の強化の一環だと説明した。チャベスCFOは、市場で大きなシェアを獲得できないとしても、魅力的なリターンが見込める事業を模索しているという。

 ウェルズ・ファーゴは年内に米国で新規の顧客獲得を狙ってクレジットカード勧誘書類の郵送を再開する計画だ。

 ウェルズ・ファーゴはリテール部門での不正行為をめぐる米連邦準備制度理事会(FRB)の処分で事業計画が順調に進んでいないため、多額の手数料が得られる事業の強化は特に重要性を増している。

 クレジットカード事業の魅力は明らかだ。コンサルタント企業R.K.ハマーの試算によれば、米銀がクレジットカード事業で得た手数料・金利収入は2017年に前年比12%増。

 金融情報ウェブサイトのナードウォレットによれば、クレジットカードの利用残高を維持している平均的な家計は、1年間で904ドルの金利を支払っているという

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