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NY商品、原油が大幅反発 需給改善の見方強まる 金は続伸

9日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が大幅に反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比2.00ドル高の1バレル60.14ドルで終えた。需給に関する材料が相次いぐ中で、先行きに対する懸念が後退すると買いが優勢になった。

 米エネルギー情報局(EIA)が8日発表した掘削生産性の月報が7月に生産減を示唆したことを改めて意識した。10日公表の石油在庫統計でも原油在庫の減少が続くとの観測も根強く、買いを促した。

 一方、EIAが9日に発表した月間の短期エネルギー見通しは、2015年と16年の米国産原油の年間生産量予想を上方修正した。供給懸念もぬぐいきれず相場の上値を抑えた。市場では「WTIは当面57~62ドルの範囲で推移する」(米エネルギー・アナリスト)との声が聞かれた。

 ガソリン、ヒーティングオイルも反発した。

 金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である8月物は前日比4.0ドル高の1トロイオンス1177.6ドルで終えた。ギリシャの金融支援問題の先行き不透明感が続き、運用リスクを回避する目的で買われやすい金に資金が流入した。欧米の長期金利が依然として不安定なことも支援材料となった。

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