世界の投資関連ニュースを独自視点でお伝えしています。

金相場は1000ドル割れの可能性も-ゴールドマンのカリー氏

2015.07.22

米ゴールドマン・サックス・グループの商品調査責任者、ジェフリー・カリー氏(ニューヨーク在勤)は金相場について、まだ最悪期に入っておらず2009年以来の1オンス=1000ドル割れとなる可能性があるとの見方を示した。

カリー氏は「ドル相場についてポジティブな見方が強まり下落のリスクが低下し始めているため、金をドルに対する資産多様化の一手段として利用する需要は重要度が後退している」と指摘した。

同氏は13年に金相場が過去30年で最大の下落を示す前に、投資家に対し金を売却するよう勧めた。

金相場は今週、10年以来の安値を付けた。
年内の米利上げ観測が高まり、他の資産とは違って利息が支払われない金の魅力が低下する中、相場はさらに下げている。
また、中国の金購入量はアナリスト予想を下回り、ドル相場は引き続き上昇している。

金相場のさらなる下落を予想しているのはカリー氏だけではない。
ABNアムロ銀行のジョルジェット・ブーレ氏とソシエテ・ジェネラルのロビン・バー氏も相場が12月までに1000ドルに近づくと予測。

資産運用会社による金の買越残高は米政府のデータ収集が始まった06年以降で最低となっている。金相場の下落などによりブルームバーグ商品指数は今週、13年ぶりの低水準となった。

関連記事

アーカイブ