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金融会社まで模造する中国 “ゴールドマン・サックス

2015.09.28

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国内で映画やブランド物のバッグ、ロレックスの腕時計から車までが模造され、販売されていることで中国は批判を浴びてきた。この模造品リストにゴールドマン・サックスが加わった。

 ゴールドマン・サックス(深セン)ファイナンシャル・リーシングという会社が、香港からすぐ近くの深センで営業している。英語でも中国語でも米ゴールドマン・サックス・グループとほぼそっくりの名前だ。ウェブサイトによると、同社は深センで最大級の金融リース会社。

 電話に出た受付の女性は自分の名前は言わず、米国のゴールドマンとは関係がないと述べた。社名の由来は語らず、深センが付いていると強調した。社名について質問を受けたのは初めてだという。

 深セン市当局への届け出によれば、同社は2013年5月から営業している。同社の社名の中国語表記は米ゴールドマンと同じ「高盛」だ。英語で書くときの書体も米社に似ている。

米ゴールドマンの広報担当、コニー・リン氏(香港在勤)は、同社が深センのゴールドマンとは無関係であることを確認した。米社はこれについて調査中だという。

 深センのゴールドマンについては、中国政府の汚職撲滅運動を主導する共産党中央規律検査委員会の王岐山書記に送られた米国のカジノ従業員団体からの書簡で明らかになった。

 法律事務所ピンセント・メーソンズのパートナー、ポール・ハスウェル氏(香港在勤)によれば、中国の個人や団体が海外の既存の有名ブランドの名前を中国で登録するケースはこれまでに多数ある。過去の例を見ると、ゴールドマンが深センの「ドッペルゲンガー」を消滅させられる望みはあまりない。

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