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チャートは大崩れ…誰も読めない日経平均の“下値メド”

2015.10.01

兜町が“理由なき大幅下落”に怯えている。

「29日は中国株の暴落や、VWショックといった最悪材料はなかった。それなのに株価はズルズルと下がり続けた。不気味としか言いようがない」(証券アナリスト)

 29日の日経平均は前日比で700円以上も下落し、約8カ月半ぶりとなる1万7000円割れで取引を終えた。6月下旬に付けた高値2万868円からは4000円近い下落で、時価総額は最盛期の約600兆円から496兆円(29日終値ベース)に減少。わずか3カ月間で100兆円以上が吹き飛んだのだ。30日は450円以上盛りかえしたものの、相場は不安定だ。

「いくつかの不安要素はあるにせよ、ハッキリとした下落要因がない日でも、株価はジリジリと下がる。こうなると、どこまで下落するか誰も読めない。下値メドは1月につけた年初来安値1万6592円でしょう」(市場関係者)

その水準でストップすれば、実は御の字だという。市場にはさらなる下落を予想する声も出ている。

「29日、株価チャートは大きく崩れてしまった。1番底だと思われていた9月8日の安値(1万7415円)を下回ったことで、上昇に転じる芽はほぼ失われた。次の節目は、まず年初来安値の1万6592円、そこを突破すると次は2013年9月の1万3600円です。上げ下げはあるにしても、日経平均はそこを目指すでしょう」(株式アナリストの黒岩泰氏)

■海外勢は6週連続の「売り越し」

 海外投資家はいち早く日本市場から逃げ出している。外国人は9月第2週に1987年ブラックマンデー時に匹敵する1兆円以上の「売り越し」を記録。東証がきのう発表した第3週も6週連続となる7857億円の「売り越し」だった。

中国経済の失速の影響で、欧州市場ではスイスの資源商社グレンコアの株価が3割も下がった。産油国が日本市場をはじめ、世界中から資金を引き揚げ始めたという情報も流れています。VWショックはどこまで広がるか見えてこない。株価上昇の材料はまるで見当たりません」(黒岩泰氏)

 個人投資家は、海外勢を見習った方が賢明か。

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