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日銀 マネタリーベース356兆円超 過去最高

2016.01.01

日銀が市場に供給しているお金の量を示す「マネタリーベース」は、デフレ脱却を目指して大規模な金融緩和を続けたことで、ことし1年間で29%増えて356兆円を超え、過去最高を更新しました。

「マネタリーベース」は、世の中に出回っている紙幣と硬貨、それに民間の金融機関が日銀に預けている資金、「当座預金」の残高を合わせたもので、日銀が市場に供給しているお金の量を示しています。

日銀によりますと、30日の時点でマネタリーベースは356兆1400億円となり、過去最高を更新しました。
これは、去年の年末と比べて29%、金額にして80兆2000億円増えていて日銀が目標としている年間80兆円のペースに沿った形となっています。

日銀は、資金を大量に供給することで物価を上昇させ、経済の好循環を生み出すというシナリオを描いていますが、消費者物価指数は、原油価格の下落などの影響で目標とする2%の上昇率を大きく下回る状況が続いています。
マネタリーベースは黒田総裁が就任してからの2年9か月でおよそ2.4倍に拡大しており、日銀が今のペースで資金を大量に供給することで来年、デフレ脱却に向けた道筋をつけることができるのかが課題となっています。

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