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カテゴリー:原油&エネルギー

NY原油大幅反落、68ドル台 1カ月ぶり安値

週明け16日のニューヨーク原油先物相場は大幅反落し、指標の米国産標準油種(WTI)の8月渡しが前週末比2・95ドル安の1バレル=68・06ドルで取引を終えた。6月21日以来、約1カ月ぶりの安値水準。  リビアの原油積み出し港再開で供給…

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原油はバレル150ドル超えも、成長より株主優先のツケ-サンフォード

石油会社による探鉱活動の沈滞が前代未聞の原油価格急伸を招くと、サンフォード・C・バーンスタインは予想。こうした企業に長期的な成長よりも目先の株主還元を求めて圧力をかけてきた投資家は後悔すると分析している。   ニール・ベバリッジ氏らサ…

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昨今ガソリン価格、そしてその大本となる原油価格の動向に大きな注目が集まっている。為替にも影響されるため日本国内のガソリン・灯油価格の変動は海外と比べればゆるやかなものだが、それでも小さからぬ値の動きが生じている。そして国際情勢は原油価格の変動を受け、大きな変化が生じ、また逆に国際情勢も原油価格の変動を起因として変化が起きている。そこで今回は原油先物(WTI、アメリカ南部などで産出される原油ウェスト・テキサス・インターミディエイト(West Texas Intermediate)の先物価格。原油価格の指標的な立ち位置にある)の動向を確認し、石油(原油)価格の変遷を眺めることにした。 スポンサードリンク データ取得元はアメリカ合衆国のエネルギー省(EIA、Energy Information Administration・Official Energy Statistics from the U.S. Government)が提供している【原油などの価格動向に関する各種データ提供ページ(Petroleum & Other Liquids/DATA))】。ここから「Spot Prices」を選び、リスト上記にある「Crude Oil(原油)」から「WTI – Cushing, Oklahoma」を選択、「View History」ページに移行。その上で月次データを取得する。今件データはオクラホマ州のCushingに位置する売り手側施設での価格。現時点では2018年5月分までが確認できる。 ↑ WTI価格(1バレルあたり、月次、ドル) ↑ WTI価格(1バレルあたり、月次、ドル) 直近の金融危機、いわゆる「サブプライムローンショック」後の資源価格高騰時における価格の急騰が一番目立つ(2008年中頃)が、それ以外でも中期的に原油価格は上昇傾向にあること、そして2009年以降は値を高値に戻した後、もみ合いを続けて100ドル内外での値を維持、さらにイレギュラー的な下げ方を示したことが分かる。 詳しくは後述するが2015年1月末あたりで原油価格は底値を打ち、その後復調の兆しを見せていたものの間も無く失速。昨今では月次に限れば失速を続けた後に底打ちを見せ(2016年2月、30.32ドル)、リバウンドを示したあと、節目の50ドル付近で踊り場的な動きを見せてから上昇、現在までその動きが続いている。 月次ベースにおける最新の値は2018年5月分の69.98ドル。前回月の66.25ドルからは4ドル近い値上がり。前年同月の48.48ドルと比較すると21ドル強の値上がり。 続いて1946年1月から月次単位でWTI価格を保存している場所「Economagic.com」で取得したデータによるグラフ。【Price of West Texas Intermediate Crude; Monthly NSA, Dollars Per Barrel】から逐次データを取得していく。なお「年ベースでの最高値」「平均値」では無く「毎年の12月の値」を元にしている(直近2018年はEIAから取得した最新の4月分の値を反映)ため、例えば2008年の値は同年で最高値を付けた夏の130ドル強では無く、12月の40ドル強になっていることに注意。 ↑ WTI価格(1バレルあたり、ドル)(各年12月時点) ↑ WTI価格(1バレルあたり、ドル)(各年12月時点) 1970年頃まではほとんど固定相場で非常に安価(例えば1950年なら2.57ドル)で推移していたのが、オイルショック(石油危機)前からじわじわと上昇。1970年代のオイルショックで大きく値を上げていく。その後はやや安値となり小刻みな上下を見せつつも安定していたが、21世紀に入ってから再び大きく上向いている様子が分かる。また2008年以降の資源高騰とその後の反動による急落が、いかに異常な状況だったかも理解できよう。 昨今では冒頭にある通り原油価格の大きな変化が国内外で様々な動き(株式市場や国レベルでの外交施策の変化)を誘発しており、原油の影響力の大きさが理解できる。変動の大きさをより詳しく確認するため、金融危機ぼっ発の2007年以降の月次、そして2014年頭以降の日次動向を取得できる範囲、さらには直近1年間の日次による動向をグラフ化しておく。 ↑ WTI価格(1バレルあたり、月次、ドル)(2007年1月-) ↑ WTI価格(1バレルあたり、月次、ドル)(2007年1月-) ↑ WTI価格(1バレルあたり、日次、ドル)(2014年1月1日-) ↑ WTI価格(1バレルあたり、日次、ドル)(2014年1月1日-) ↑ WTI価格(1バレルあたり、ドル、日次)(直近1年間) ↑ WTI価格(1バレルあたり、ドル、日次)(直近1年間) 2014年以降に限れば、2014年6月20日に最高値107ドル95セントをつけ、その後はゆるやか、そしてやや加速をつけて下落。いくぶんのリバウンドを見せた後、2015年の3月17日に43ドル39セントの安値を示す。その後は勢いよく上昇するも60ドル台でブレーキがかかり、6月10日の61ドル36セントを高値として、数日のもみあいの後、急速に失速。8月下旬に底を打った後は40ドル後半で推移していたが、11月に入ってからは再び下落した。その後は2016年に入ってから3月以降に再び上昇。 そしてOPECなどによる減産の暫定合意・本合意、減産による原油価格の上振れ期待とその失望、アメリカ合衆国の原油備蓄量の増加とシェールオイルの増産姿勢、カタール情勢の悪化、ベネズエラ情勢の不安定化、原油減産の姿勢強化の動き、北米を襲った巨大なハリケーンの被害など、多様な売り・買い材料が錯綜し、40ドル台前半を底値として50ドル台前半との間でのもみあい。そしてサウジアラビアでの政治的混乱、原油生産国の減産協調期間の延長、ベネズエラの経済破たんが現実味を帯びてきたのに併せ原油生産量が大きく落ち込んでいることなどを受けて原油価格は上昇の動きを見せた。 だが60ドル後半を天井とし、アメリカ合衆国の原油増産がさらに勢いを増して日産量で1000万バレルを突破したとの報(【U.S. monthly crude oil production exceeds 10 million barrels per day, highest since 1970】)を受け下落に。しかしながらアメリカ合衆国の経済が堅調な実情が相次ぎ伝えられ、それに伴い消費量も増加するとの観測から、この増産も帳消しになるのではの思惑が広がり、下げ幅は限定的に。昨今ではシリア情勢の急速な悪化と化学兵器の使用に対する諸国による実力行使での制裁実施、そしてアメリカ合衆国のイラン核合意離脱とイランへの経済制裁再開を受け上昇。その後、5月末には一度下落を見せたが、これは主要産油国のロシアとOPECによる協調減産の一部解除観測によるもの(アメリカ合衆国のイランへの経済制裁で生じ得る原油不足への対応との思惑)。 原油価格動向が昨今の国際情勢、そして原油産出国(アメリカ合衆国含む)の思惑も多分に影響していることを思い返せば、今後も多方面にアンテナを向け、状況の確認と精査が求められるのは言うまでも無い。

昨今ガソリン価格、そしてその大本となる原油価格の動向に大きな注目が集まっている。為替にも影響されるため日本国内のガソリン・灯油価格の変動は海外と比べればゆるやかなものだが、それでも小さからぬ値の動きが生じている。そして国際情勢は原油価格の変…

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なぜヘッジファンドは原油買いを続けているのか

イエメン南部のタイズで、空爆を受けた建物から外を見つめる子ども(2018年3月18日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Ahmad AL-BASHA〔AFPBB News〕 米WTI原油先物価格は、下落圧力が強まる中で約3…

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原油価格への悲観消える 売りポジ減少、ヘッジファンド強気

原油価格に対する悲観的な見方が消え、再び1バレル=50ドル近辺で推移する中、売りポジションが減少している。  価格下落を見込む売りポジションが減り、ヘッジファンドは原油価格に対してここ3カ月で最も強気な姿勢を示している。 シェールブ…

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甘粛省で1億トン級油田を2つ発見

中国中央テレビは中国国土資源省が発表した情報として 「2016年のわが国の石油・天然ガス資源の探査・採掘について、中西部と海域における採掘で多くの飛躍があった。(内モンゴル自治区、甘粛省、寧夏回族自治区、陝西省、山西省にまたがる)オル…

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原油市場に「暴落」の兆し、防ぐ手段はあるのか地政学リスク上昇も「後の祭り」か

6月19日の米WTI原油先物価格は、前週末比0.54ドル安の1バレル=44.20ドルと7カ月ぶりの安値に低下した。「主要産油国の減産幅拡大の協議に入った」「米国の在庫が減少した」との報道があったのにもかかわらず、21日の原油価格は続落し、1…

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NY原油(14日):急落、45ドル割れ-ガソリン在庫積み上がりを嫌気

14日のニューヨーク原油先物市場でウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は急落し、昨年11月以来の安値。 夏のドライブシーズン入りにもかかわらずガソリン在庫がまた増えたことを嫌気した。 米エネルギー情報局(EIA)の週間…

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NY原油は大幅続落、米生産が減産延長を台無しにとの懸念で

31日のニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が大幅続落。 石油輸出国機構(OPEC)を中心とした産油国が減産合意を延長したものの、米原油生産がなかなか減らないために世界的な供給超過は解消さ…

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上場なら時価総額は世界最大 サウジ国営石油の誘致なるか 東証の並々ならぬ意欲

東京証券取引所を傘下に持つ日本取引所グループ(JPX)が、2018年と見込まれているサウジアラビアの国営石油企業「サウジアラムコ」の新規株式公開(IPO)で東証への上場誘致に取り組んでいる。時価総額は2兆ドル(約220兆円)超との観測も一部…

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